褒め言葉は生涯で使い切れないくらいストックするくらいで、ちょうどいい

紺色の和服にワインレッドのブランケットをなびかせて向かった先は新宿のとあるカフェだ。僕がドアの前に立つと、自動ドアのシステムが感知して扉を開けた。 ドアくらい自分で開けられると、思わなくもないが、自動ドアの仕事を奪ってしまうのも申し訳ないと思って素直に開くのを数秒だけ待つ。 僕は重たい荷物を背負い直…