ITUYOGA

特定の流派には属さないハートオブヨガという理念を持ったヨガの先生。

特別になろうとせず、普通にしていればそれでいいんだぜ。この世界には遊びに来ているだけだって忘れてない?

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―――悟りの境地に立ってから、もうすぐ一年になる。

というと語弊がある。けど、ぼくが一年前に知ったマーク・ウィットウェル*1の話だと、人は普通の状態がすでに悟りの境地にいるんだと。で、その境地を実感するのに自分のカラダ、呼吸、その他もろもろとのつながりを深く感じることが有効なんだって。ようはヨガマットに乗って、毎日ちょっぴりのヨガを練習してみろってことなんだけど。そうすると、自分の命の透明性とか、心地よさとかを感じることができるし、悟りの境地にすでにいることに気がつく。

じゃあ、誰もがヨガをしたらいいかと思うけど、そうしたくない人もいる。ヨガがおっかないと感じてしまう人もいるからね。なら、もっとシンプルに自分の人生とのつながりみたいなものを感じてみたらどうだろうか。それを感じるにはなにかを追い求める必要はなくて。

だれもが経験することを、深く深く味わいながら浸ってみるだけでよくって。

今日は最近になって気がついた7つのことをまとめようと思う。

 

1、悟る必要すらなくなった

これはマーク・ウィットウェルが『ヨーガの真実―自らを知り、発見し、その生命を大切にしていく心を育むためのヨーガ (GAIA BOOKS)』の中で言っていたことです。

ぼくは、ちょっと前まで特別ななにかになることに必死だった。だけど、それは必要のないことだったのだ。普通の人でいることが、悟りの境地にいることなのだから。これからも、普通の人でいよう。

2、悟りそのもの

ラマナ・マハルシ*2の言葉を思い出してみると、ぼくらは悟りそのものなんじゃないだろうか。いまこの瞬間すでに。それなのに自分を解脱させるために厳しい修行をすることは、かえって苦しみばかりを与えてしまう。修行をしているときは煩悩もなくなるでしょう。でも修行が終わればたちまち雑念や煩悩が現れてくる。心は想念の塊なのだから、それが普通だ。

 ぼくは清貧生活を送るようになって7ヶ月がたった。月収は不安定で、財布にお金が入ってることのほうが少なかったりする。どこにも出かけられないし、車もない。というか駐車場がない。でも、なにもしていないのに心地がよくて、お金はないのになぜか豊かで。追い求める必要はないし、もっともっと普通でいようと思った。

3、何もないのに豊か

独り身だという理由もあるけれど、29歳までは人生のことを考えて自分の道を探して歩き回る時期*3だから、お金を稼ぐために躍起になってアルバイトしたり、正社員の道をいくことはしなくてもいい。世間様はそうしたほうがいいと語りかけてきたとしても、ぼくはそうしないほうが豊かで幸せだと思う。実際に去年は今の2倍の収入があったが、ぜんぜん豊かじゃなかったし幸せは感じられなかった。

もちろん、全ての人におすすめできる生き方じゃないし、家庭を持ったら家族を持ち、社会に貢献する時期*4になるから経済的な豊かさは必要になる。だからといって、身体を壊すまで働き詰めになる必要はないと思う。少ないもので暮らせる術を身につけておくとのちのち役立つと思いました。

4、行かなきゃいけない場所も、するべきこともない

この複雑な世界でするべきことがシンプルになっていくのはありがたいことだ。

しなきゃ、やらなきゃ。という思考と言葉はいとも簡単に人を危険な状態にもっていく。ぼくはそれを思い知らされた。去年までは「稼がなきゃ」という思考でものすごい働いていた。お金がないと電車に乗れないから家に帰れないと思ってたが、案外人は遠くまで歩くことができる。

先日、電車を逃したけど7キロの距離を歩いて帰った。電車なら5分くらいの距離を3時間かかったけど、自分の足を信用したらなんとかなった。もし定期券も財布もなくしてしたとしても、お家に帰ることはできることがわかった。お金なくたって、どうにかなることが多いことをここ数カ月で実感してる。

少し前まではブログの更新頻度も50~100記事だったけど、今は30記事いかないくらいまで減った。「ブログで稼がなきゃ」みたいな思考にとらわれていたんだと思う。今は自由だ。お金が入ってこなくても、それほど問題はないし、そもそも労力の割に稼げてなかったし。ライティングのいい勉強にはなったな。

5、足りないんじゃなくて、実は溢れてる

もっとやらなきゃ!がんばらなきゃ!という考え方を徐々に減らすことができて、自分の内側にいろんなものが溢れてることに気がついた。勉強だって「稼がなきゃ」というとりつかれたような動機じゃなく、「あ、これ楽しい」っていう動機ではじめるとスラスラ進む。

6、いずれ得られる収入を増やす

過労から絶望するくらいなら、なにもかもを少なくして生きていくほうがマシだと思った。得られた自由時間と心の豊かさは、もっと大きなものを作り上げる余裕をぼくにくれた。心がギチギチに固められているときは、面白いものが作れない。

「勝たなきゃ」という動機で踊っているときは、こじんまりとしたダンスしかできなかった。楽しいと全身で味わっているときはのびのびとして、周りを楽しませるダンスができると先日気がついた。のびのびとしているときに生まれたものは、心を揺り動かせる豊かなものを作れる。

7、「べき論」を捨て去る読書術

 あらゆる本は「読んでもいい」ものであって、「読まなければならない」ものではない。ヨガの聖典にバガヴァッド・ギーターというのがありますが、それを読まなきゃいけないなんてその聖典の中に書かれてなかったはずです。読めば楽しいし、助けになるかもしれないけど、読まなきゃヨガと離れ離れになるわけではない。

 

やさしく学ぶYOGA哲学- バガヴァッドギーター [改訂版](YOGA BOOKS)

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バガヴァッド・ギーターには、ぼくたちは全知全能のバガヴァーンそのものだと書かれています。なら、読むべき本などどこにもないとわかります。それがわかった上で、楽しいと思える本に手を伸ばせばいいんです。身につけるべきだと言われて押し付けられた知識は重荷になります。

ギーターには「私=ブラフマン、全知全能、神」という理論が丁寧に述べられています。なら、学ぶべきことはないということ。バガヴァッド・ギーターは「暇になって読むものがなくなったら手を出そうかな」くらいのスタンスでいいと思っています。

学ばなければというスタンスに立っていると、真実と自分が離れ離れになってロミオとジュリエットしてる感じになります。泣いちゃいますね。でも実は、幸せの青い鳥と同じで真実は自分の右肩のあたりに止まってます。ちょっと目を向ければ気がつく距離にいますよ。

 That is you.That is you.That is you......私はそれである。これを忘れないように心の中で唱えていこうかな。特別になろうとせず、普通にしていればそれでいいんだぜ。この世界には遊びに来ているだけだって忘れてない?

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前提条件は、生きているだけですばらしい。ぼくらはこの世界に遊びに来ているだけ。

yuta.ituyoga.com

 

 

*1:クリシュナマチャリアの愛弟子であり、ハートオブヨガの創始者。ヨガの本質を伝える

*2:20世紀の解脱した聖者。アドヴァイタ・ヴェーダーンタ哲学の師

*3:ヨガで言うところのブラフマチャリア期

*4:グラハスタ期