ITUYOGA

特定の流派には属さないハートオブヨガという理念を持ったヨガの先生。

ヨガのポーズが何種類あって、名前がついてるものはどれくらいあるのか。8400万のアーサナ?

ヨガのポーズって何種類あるんでしょうね。

ヨガのクラスでこんな質問を投げかけてみました。

Q、唐突ですが、ヨガのポーズって何種類あると思いますか?

生徒さんたちの答えはこのくらい。

えーと、10?

そうですね~100個?

300とかかな?

200くらいですか?

無限じゃないですか?

ここで正解がでました。ぼく個人としてはヨガのポーズは無限にあると思っています。

一説には10,000種類くらいとも言われていますし、もっとあるという人もいます。

ちなみに一般的に知られていて名前のついているヨガのポーズはおおよそ200種類です。

 

 2016年12月3日追記しました。

まず名前のついたヨガのポーズのこと。

名前がついているヨガのポーズ、200種類はおおよそこんな分類ができます。

  • 形や動作の名前そのもの
  • 動物の名前
  • 人物の名前
  • 物の名前

形や動作の名前そのもの

三角のポーズ(トリコナーサナ)というよく知られた名前のものや、頭と膝をつけるポーズ(ジャーヌシルシャーサナ)とかが形や動作を表現したポーズの分類に入ります。

動物の名前

下向きの犬のポーズで知られるダウンドッグ(アドムカシュヴァーナーサナ)やコブラのポーズ(ブジャンガーサナ)といった太陽礼拝、サンサルテーション(スーリヤナマスカーラ)で見られるポーズにも入っています。

これは孔雀のポーズで知られるハンサーサナ。

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人物の名前

よく見るあのポーズも人の名前だったりします。座位のツイストでよく使われるマリーチアーサナは聖者マリーチという太陽神の家系(!?)の人の名前です。同じく座位のツイストで見かけるアルダマッチェンドラーサナも聖者マッチェンドラの名前からとっています。ちなみに「アルダ」が意味するのは「半分」。

物の名前

日時計のポーズ(スーリヤヤントラーサナ)というものや、飛行機のポーズ(ディガーサナ)という聞いたことのないようなポーズもあります。他にもペンダントが揺れる様子を名前にしたペンダントのポーズ(ロラーサナ)というポーズもあります。

上向きの弓のポーズ(ウルドヴァダヌールアーサナ)も物の名前です。

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でもヨガのポーズの種類は無限にある。

ヨガのポーズは何種類ありますかという質問に対しては、無限にあるとお答えします。それはなぜか。

ハタヨガにおけるヨガのポーズ、すなわちアーサナの定義は安定かつ快適に姿勢を取れること。※ヨーガスートラを参照

ありとあらゆる姿勢がヨガのポーズになってしまいます。安定していて快適であれば、どんな形でもいいんです。不思議ですねえ。

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手の形、角度、足の向きや置き方、首のねじり方から指の曲げ方まで変えていけば、事実上は無限にポーズができてしまいます。

そう、星の数だけヨガのポーズは存在します!

逆をいえば、こういう形でなければヨガのポーズに入りませんよって定義はないので、なんだってヨガのポーズになっちゃうんです。

 

これだって、ちゃんと静止できて快適に感じるならヨガのポーズです。

そういうわけで、ヨガのポーズの種類は星の数だけあります!でも実際に必要になるのはせいぜい10から20種類だけですから、安心してください。

伝統におけるヨガのポーズ

2016年12月3日に追記

ゲーランダ・サンヒターの中では、8,400万のアーサナシヴァ神によって生み出されたと言われています。その中でも84のアーサナが優れており、その中でも32のアーサナが人間の生活に有益だと言われています。

僕はこれをこう考えました。

人間に有益な32のアーサナ

人間が必要とするアーサナが32個あるとゲーランダ・サンヒターで出てきました。これは理解しやすいことです。僕がヨガのクラスをするとき32とまではいきませんが、20個もあれば十分すぎるくらいです。人間の生活に必要な数としては妥当です。

身体が強靭な人のための84のアーサナ

さらにヨガを長時間練習できて身体が柔軟で強靭な人は、84個のアーサナを習得することも可能でしょう。インドのヨガ行者と呼ばれる人たちはこのくらいのアーサナを練習していてもおかしくありません。

全人類のバリエーションとしての8400万のアーサナ

8,400万となると、その100万倍です。これは人の数を表しているのではないでしょうか?人は一人ずつ、アーサナの形が違ってバリエーションが必要です。

アーサナについてはヨーガスートラの「スティラとスッカ(安定して心地よい)」を思い出せば、人によって同じアーサナでも形などは変わってきます。

そう考えてみると人の数だけ=100万のバリエーションが必要ということではないでしょうか?

8400万という事実上無限のアーサナというのも、一人ずつバリエーションがあるということからきているのでしょう。

アーサナは誰がとっているのか

アーサナが成立しているとき、そのアーサナは誰がとっているのでしょうか?私?

いいえ、シヴァ神アーサナをとらせているんです。え?意味分かんない?

それもそうでしょう。それが普通です。僕も初めに聞いたときは混乱しました。すこしここで説明させてください。

 

まず、アーサナというのは呼吸に沿ってとる身体の形、ポーズです。これはお分かりですね?よって、アーサナは呼吸がとらせていることになります。

あなたの意思ではなく、呼吸が示す「こう動きたい」という流れに乗ることでアーサナは自然とできていきます。

「こう動きたい」というのはマインド(脳)の働きで、ヨガの本筋とは違います。「これこれこうしたい」というマインド(脳)の作用が止まることが、ひとつの瞑想状態でありアーサナです。

ということは、瞑想やアーサナは「こうしたい」という願望から開放された状態です。

 

さて、アーサナは呼吸がとらせていると言いました。これをもっと深く見ていくと、呼吸の根源である生命力が私達を操っていることがわかります。

この生命力の源はヨガの世界で言えばシヴァ神。世界の黒幕とも言える存在にいきあたります。

結果、アーサナシヴァ神がとらせているということです。

  1. アーサナの動きの根源=呼吸
  2. 呼吸の源=生命力
  3. 生命力の源=シヴァ神

こんなことが考えられます。

 

難しいことを抜きにすれば、アーサナは生命がとりたい形に沿うように動くものだと思ってもらえれば。