この記事は2016年の春から秋にかけて書いた記事をまとめ、全面的に再構成しなおしたものです。
「フリーランス 食べていけない」という問題は、解決しなきゃならない
食えない仕事、というのはないと思う。価値を提供できてるなら、ちゃんとお金をもらうことができる。近所にあるラーメン屋も、「安価でおいしいラーメンを提供し、家庭で作る手間をはぶく」という価値を提供している。
「フリーランス インストラクター 食べていけない」ってキーワードでググる人は多い。
ハッキリ言って、200時間の勉強だけで食えるほど甘い仕事ではない。司法試験とか通訳の世界じゃ1,000時間くらい投入するのが普通でしょう?フリーランスは会社に属さない分、実力が問われます。
ヨガの勉強を200時間したら、ビジネスとかお金の勉強も同じくらいやらないと。
なんらかのビジネスをすでにやっていてビジネスノウハウが豊富なら、200時間のトレーニングだけでも食べることができるかもしれないが、普通の会社員がいきなりヨガで食えるかと言われたら怪しいと思う。
どんな怪しい商法だよ。
ラーメン屋で考える
「1ヶ月の集中講座で独り立ちできます!これであなたも好きなことを仕事に!」なんて甘い話はない。
ラーメン屋で独立する脱サラ兄ちゃんだって、長期の修行とビジネスノウハウ、多少の運を必要とするのだから。
数100時間の勉強と、数冊のテキストを読み、ちょっと練習したからといって食える世界ではない。フリーランスは特に甘くない。
ほぼ全てのビジネスがそうだ。
「この条件下で、こうやったらうまくいった、ああやったら失敗した」を積み重ねていかないと稼ぐ方法は身につかない。
インストラクターの資格は、稼ぐための免状ではない
世間の指導者養成講座は修了証を渡したら、それでおしまい。そこから稼ぐ手段なんて教えちゃくれない。一番現実的な部分を教えなきゃ、免許があるだけの普通の人が増えるだけ。
実際に身の回りで起きている。
「資格はあるけどどう稼いだいいかわからない」「どう勉強して、働いていけばいいかわからない」と悩んでいる。
ぼくを含む、ほとんどのインストラクターに言えることだけど、技術の勉強だけでなくビジネスの勉強をしないと食べていくことは難しい。
現実的な問題を解決しないと、先に進めない
「筋トレをしても解決しない悩みは、解決する価値のある問題だ」Teststerone
テキストをどれだけ読み込んでもいい先生にはなれない。食える先生にもなれない。詳しいというだけで食える人はいない。
学者でもそれは難しいのだし。大学に非常勤講師として入ったり、全国的にワークショップを開いたりするレベルとなると、ひとにぎり。
フリーランスにとって知識を詰め込むことが仕事ではない。どうやったらイベントを開催できるのか、レッスンを持てるのか、実践的な勉強をしたほうが早い。
近い将来、AIに仕事を取られるようになる
最近、囲碁の世界ではAIが人間を上回った。世界最高峰の頭脳を持っている棋士がAIに負けたということは、AIができることをがんばってもジリ貧。
それより、AIでは提供できない価値を磨かないといけない。
知識を詰め込むロボットになるな。それはAIがやってくれる。AIにはできない、人間だけの価値を模索しよう。
- あの先生としゃべると楽になる。
- あの先生の話は心がやすらぐ。
- なんか心が穏やかになる。
こういった部分はAIには難しい。
潜在的な見込み客の不安を取り除くやさしさ
「教室に通いたいけど、通えない」という人に「やりたいなら、やればいいのに」というのはやっぱ少しずれてる。
なら、どうしたらその人が踏み出せるのか考えていこう。
「やらないなら、そこまでのこと」などと論じる事は乱暴だとおもうな
煽られて踏み出すんじゃなく、自分から行動してしまうように行動の障壁となるものを取り除くほうがいい。
本気で悩んでるけど、踏み出せない人は潜在的にたくさんいるはず。
発信力とすばやさのあるオタクになろう
好きなこと仕事にしたいと考える人はたくさんいます。ネットでちょっと調べれば「どうしたらインストラクターになれますか」という質問で溢れかえっています。しかし、そのすべての人がインストラクターや講師となり、世間に好きなことを伝えて飯を食っていけるわけではありません。
資格さえあればいいわけじゃありません。あなた以外にも、あなたが好きなことを好きな人はいます。
好きなことにどっぷりハマれ
まず、好きなことにどっぷりハマっていることが最大の条件です。
- お金をかけて優れた指導者の元で学んできた人
- 週に一回だけレッスンに参加して、本で勉強している人
まあ、どう考えても前者のほうに軍配があがりますよ。
発信力のあるオタクになれ
youtubeなりブログで告知や情報を掲載する。こんなのは今の時代では当たり前のことになってきました。
で、たいていの人がすぐにyoutubeとかで講座とか出すんですが、かぶりまくってます。どんだけかぶれば気が済むねん!!
みんな、初めに至る発想は同じなんですよね。いいんです。誰もが通る道ですから。
すばやさを身につける
現実的な話ではありませんが、そのくらいのマインドをもって取り組んでいきましょう。「ああ、ワークショップね。そのうち行きますよ(結局いかない)」ではなく、「一番近い来月のワークショップに行きます」と言える人になっていきましょう。
そして新しい風をどんどん浴びてきてください。今の業界がどんな流れになっているのか、肌で感じられるようになったら見事オタクの仲間入りです。
「○○について」詳しいことと「○○を教えられる」ことは別物
どうして世の中に、講師の資格は持ってるけど、まったく仕事に生かせないでいる人が多いんでしょうねえ。
「○○」については教わったけど、働き方に関しては教えてくれない。そんなスクールや先駆者は多いです。
せっかく大金かけて学んだのなら、相応の収入を得ていいと思うんです。いや、得てください。あなたが得た知識を欲しがってる潜在的なお客さんはいます。
世間の講師養成講座って、資格を与えたらそのままなんですよね。働き方とか、働き口の紹介まではしない。
ヨガには全米ヨガアライアンスってのがあって、200時間の勉強ができるわりに、働き方を詳しく教えるところってほとんどない。
だから多くの人がこういう選択肢しか思いつかないんです。
でもこれって、かなり限られた条件の人にしか当てはまらないじゃないですか。
たとえばフルタイムで事務や医療の仕事とかやってたら、まずこの選択肢はできません。
ヨガ講師養成講座のときは一時的に休みを取れたりできても、3つの選択肢を選べる人は少数なんですよ。
じゃあどうするかってなったとき、前例とか先人の知恵がまったくない。教えてもらえないわけですからね。
この現状はなんとかしたいなと思って、コンテンツを公開したわけです。なんで有料かといえば、覚悟を試したいんです。
ようは、ちゃんとお金になるように稼ぐにはどうしたらいいのかってこと。
ほとんどの人ができてない、ビジネスのノウハウを紹介していきます。
いきなり、ヨガのみで食べることは不可能に近いです。ですが、他の仕事と掛け合わせていけば、上手にワークライフを形成できます。フリーランスとも、社畜とも違う独自の路線です。
もし独立したくなったら、上手に「離陸」できるようにもなります。