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ITUYOGA

特定の流派には属さないハートオブヨガという理念を持ったヨガの先生。

ヨガインストラクターが覚えたい5つのガイドテクニック!習ったこと、全部バラします。

これからヨガインストラクターになる人、あるいはなったばかりのヨガインストラクターにむけて。

ヨガインストラクターの心構えをガイドテクニックの前にお伝えします。

 

この心構えを心のメモにとめといてください。

これを理解していただけないと、どんなに立派なガイドテクニックを手に入れてもごみの山になります。

 

絶対的に直すべきヨガのポーズ、変えるべき人というのはいません。

私たちの命はすでに完璧で素晴らしい存在だからです。

アジャストメントが生徒さんに「私は未熟だから先生が矯正してくる」という想いを抱かせたらアウトです!

 

ヨガインストラクターの役目は生徒さんが自分の足で立ち、ヨガをするためのサポートです。

これからあげるヨガインストラクターのガイドテクニックは、それを深く理解したうえで活用するものです。

 

対象:初心者ヨガインストラクター/ヨガインストラクションへの苦手意識/ヨガインストラクション(ガイド)のやり方教えて!

※過去の記事をに再編集2016年12月1日

 

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ヨガインストラクターがクラスの中で伝えること、行うことは5つに分類されます。

  1. プレイスメント
  2. ブレスメント
  3. アライメント
  4. アジャストメント&アシストメント
  5. スピリットメント

ここであげる用語は別に覚える必要はありません。便宜的に名付けているだけなので。

こんなもん覚えるより、生徒さんの顔と名前覚えてください。
 

5つのヨガインストラクションと5つの鞘(パンチャコーシャ)の関係性について。

 

ヨガでは5つの鞘(パンチャコーシャ)という考え方で人間を見る。

これらは便宜上、5つの相で考えるが、決して玉ねぎみたいにバラバラになることはない。

どれか一つだけを取り出して見せることもできない。すべてが混じり合って「あなた」が存在している。

 

  1. 肉体の相(アンナマヤ・コーシャ)
  2. 生命エネルギーの相(プラーナマヤ・コーシャ)
  3. 心の相(マノマヤ・コーシャ)
  4. 知性の相(ヴィニヤーナマヤ・コーシャ)
  5. 魂、至福の相(アナンダマヤ・コーシャ)

 

ヨガインストラクションのテクニックも5段階あり、この5つの鞘(パンチャコーシャ)に相当するという説がある。

※あくまで仮説にすぎず、すべて鵜呑みにしないでもらいたい。

 

肉体の相(アンナマヤ・コーシャ)

肉体の相(アンナマヤ・コーシャ)は解剖学的な意味での肉体を指します。ほかの4つの相を包み込むようなもので、ロシアのマトリョーシカ人形の外側にあたります。

何度も言いますが、けっして皮をはいだら次の相があらわれるわけもなく、すべてが交じり合ってるのが「あなた」です。

あくまでも理論上のもので、あなたは一つの存在ですので。

 

これはヨガインストラクション(ガイド)テクニックにおけるプレイスメントにあたります。

身体をどの位置に置くのかを伝える技術です。身体がどのように置くのかをヨガインストラクターは伝える必要がありますよね。

 

生命エネルギーの相(プラーナマヤ・コーシャ)

生命エネルギーの相(プラーナマヤ・コーシャ)は呼吸を司ります。もっというと、単純な呼吸ではなく、生命としてのエネルギー全般を指すものです。

プラーナヤーマという言葉があります。これは生命力であるプラーナをアーヤーマ(拡張、伸ばし広げる)という意味です。

 

ヨガインストラクションではブレスメントにあたります。

呼吸をどのタイミングで行うのか、吸う息と吐く息のときにどのように身体を動かせばよいのかを伝えます。

 

心の相(マノマヤ・コーシャ)

心の相(マノマヤ・コーシャ)は心、五感、感覚に関係しています。

何かを見て、反応をする。反応するのが心です。

「かわいい猫が歩いてる」と反応したのが心ですよね。

よりよく生きるにはより明晰な心で、物事を見て考えられるようにする必要があります。

 

ヨガインストラクションではアライメントに相当するといわれています。

苦しみが伴わぬように適切な体の位置を伝えること、変更してもらうこと。

 

知性の相(ヴィニヤーナマヤ・コーシャ)

知性の相(ヴィニヤーナマヤ・コーシャ)は知性、叡智の相といわれています。

他者への思いやり、配慮や思慮深い行いをする気持ちはこの知性の相(ヴィニヤーナマヤ・コーシャ)によるものだそうです。

 

ヨガインストラクションでいうならアジャストメント、アシストメントにあたります。

生徒さんとのコミュニケーションのもとで、必要と思われる方法で手を差し伸べる思慮深い行為です。

 

魂、至福の相(アナンダマヤ・コーシャ)

魂、至福の相(アナンダマヤ・コーシャ)は大いなるものや至福、魂のような神聖で壮大なものにあたります。

5つの鞘(パンチャコーシャ)のなかで最も繊細で微細な相といわれています。

この魂、至福の相(アナンダマヤ・コーシャ)は自己のアイデンティティを取り払っていった結果残るもの。

資産家であれば「預金」を私だと思う。学者であれば「知識」を私だと思う。モデルであれば「美」を私だと思う。

こういった「私」を形成する思い込みをすべて取り払ってのこるものです。

 

ヨガインストラクションでいうなればスピリットメントといわれてます。

より本質的な、至福の一部であることを思い出すために使うテクニックです。

 

プレイスメント

口頭による指示で身体をどこへ動かすかを伝えることをプレイスメントといいます。

スムーズかつ誰にでもわかる簡潔なガイドが必要です。

アナウンサーほどではなくても、日本語を器用に操る国語力がヨガインストラクターに必要になります。

 

ヨガインストラクターのガイドのもう一つの要がプレイスメント。
手足をどこへ動かせばいいのかを伝える、実況者です。

 

では、電話を使って「四つんばい」というワードを使わずに四つんばいになるようにガイドできますか?

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ぼくなら、こんな感じのガイドをします。

「マットの真ん中あたりで正座をします。両手をマットの前方につき、肩の真下に手首がくるようにして、骨盤の下に膝がくるようにしましょう」

たぶん8割くらいは四つんばいになるんじゃないでしょうか。

実際にぼくがガイドしたら、ほぼ完璧に伝わりました。

 

うまいヨガインストラクターは電話越しに人をガイドできるレベル。

ヨガをストレスなく楽しんでもらうことがヨガインストラクターの役目。

ヨガインストラクターの役割はガイドなので、日本語を上手に操れるようになりましょう。

 

コツを一つ。部屋の中にあるものを座標に、具体的な方向へ手足を動かしてもらうようにガイドします。

 

ガネーシャの置物があるほうに手を伸ばして」

「両手をハートの前で合掌して」

「右手を左足首にそえて」

などといったガイドなら適格ではないでしょうか?

ついでに悪いガイド例を。

「右手をあっちにむけて」

「もう一方の足をそのへんに置いて」

「なんかいい感じに~そのへんに~手ついて~」 

最後のほうは冗談ですがこういった抽象的なガイドでは生徒さんは混乱します。

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ヨガインストラクターとして、ある程度の国語力を身につけてガイドをものにしましょう。

 

ブレスメント

ブレスメントとは呼吸に関するガイドをすること。
ヨガインストラクターとして身につけるべきもっとも大切なガイドです。
呼吸を意識させないヨガのガイドなんて、ありませんからね。

先生が積極的にリードするクラスにおけるブレスメント

呼吸に合わせてリズミカルに身体を動かすヨガでは大切なのがブレスメントです。

 

ヨガインストラクターがリードをする近年のヨガスタジオで多く見られるタイプです。

「息を吸って○○して、息を吐いて○○します」

というようなガイドが特徴です。

 

メリットは複雑な動作もヨガインストラクターのガイドのもとで行えること。

デメリットはヨガインストラクターがペースを決め、生徒さんが合わせるので呼吸が合わないことがあります。

ここでのヨガインストラクターの役割は一定のペースでメトロノームのようにリズムをキープしながらガイドをすること。
 

そして呼吸のペースに間に合うようにシンプルなブレスメントのガイドをすること。

こんなふうに呼吸のガイド→動作のガイドのテンポのいい連続です。

 

・「吸って○○、吐いて○○」

 

こちらはシンプルでとても使いやすいガイドです。

英語のガイドをそのまま訳したような簡潔さが好印象です。

初心者のヨガインストラクターはこのガイドを使ってください!

 

応用

・「息を吸ったら○○して、息を吐いたら○○しましょう」

・「吸う呼吸で○○したら、次の吐く呼吸で○○しましょう」

 

シンプルなガイドでヨガの誘導ができるようになってきたら、少しずつアレンジしたガイドもいいですね。

ちょっとずつ表現を変えていくと、メリハリのあるガイドになると思いますよ!

3パターンくらいをローテーションしていくと飽きがこなくてヨガインストラクターとして上達かも!?

 

では、ちょっと悪いガイド例をお見せします。

 

「ええと、息をすって、いや吐いてかな?でこんなふうに手を・・・」

「息を胸の中にたっぷりと吸いこんで~!全身にアルプスの空気を取り入れながら手を伸ばして~!」

「お鼻から息を吸い込んで気道を通って肺胞へと酸素が取り込まれて血液の流れがスムーズになるの感じながら上体を前に倒して~」

 

あいまい!やたらと長い!描写が細かすぎる!

大げさにやればこんな感じです。

こんなガイドをするヨガインストラクターはいないと思いますが・・・

リードをしないタイプのブレスメント

古来から続く1対1のパーソナルレッスン主体のヨガのガイドはこのタイプです。

 

「吸う息でこう動いて、吐く息でこうします。では、どうぞ」

 

このようにヨガインストラクターが一度デモンストレーションをして、あとは生徒さんに動いていきます。

このタイプのメリットは生徒さんが自分のペースでヨガができるので気持ちがいいんです。

呼吸を人に合わせると、言うなら他人のクツを間違えて履いちゃった違和感です。

 

 

アライメント

アライメントを理解することで解剖学的にヨガのポーズを見ることができます。
ヨガインストラクターとしてガイドの武器にもなりますが、多用はインストラクターも生徒さんも縛る足かせにもなります。
ヨガインストラクターのスタイルによってはアライメントに関する説明はいれないこともあります。
これ以降のテクニックはケースバイケースで使用します。

アライメントというツール

アライメントは生徒さんがヨガでケガをしないため、またはポーズの効果をもう少し体験するのに使える解剖学的テクニックです。

知識は必ずしも必要ではありません。

アライメントの知識に縛られてしまったヨガはかえって苦しいものです。

適切なブレスメントとプレイスメントができていて、生徒さんが自分のペースでムリなくヨガをしていればそれで充分ですから。

 

インストラクターから見て明らかにケガをしそう、あるいは苦しそうと感じるポーズから解放させるために使います。

ヨガのポーズをより安全に効果的な形にするための付け合わせ、と考えてください。

ヨガのポーズを深めて成長するという質ではなくね。

 

アライメントの普遍的原則

アライメントの技術を使うかどうかは自分のスタイルによります。

決して絶対に使うべきものではない、ということを知ったうえで使ってください。

あくまでも補助的な技術でメインは呼吸のガイドのほうです。

呼吸がアライメントを整える最高のツールです。

アジャストメント&アシストメント

生徒さんのポーズをより快適なもの、安定させるために手を差し伸べるのがアジャストメント&アシストメントです。

 

ヴォーカルオンアジャストメント

声を使ってポーズに手を差し伸べるのがヴォーカルアジャストメント。

今のポーズではちょっと苦しそうなとき、楽なバリエーションを提示して生徒さんを助けます。
これはガイドの延長線上にあるのでヨガインストラクターだれもが自然にやってるはず。

 

「右肘を右膝の上にのせてみましょうか」

などと声を使ったガイドでポーズを変えてもらうことができます。

できるだけこの段階のアジャストメントまででとどめましょう。

手で触れられるのに抵抗がある人もいますから、できればガイドで。

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ハンズオンアジャストメント

手や体を使った補助をしてヨガのポーズが快適になるように促します。

ダウンドッグで腰を引いたり押したりするアジャストは有名ですね。

 

アシストメント

ヨガインストラクターの役目はピアノ調教師ではなく、ピアノを楽しく弾いてもらう手助け。

アシストメントはヨガのポーズをグイグイ直す、というような質ではないことを覚えておいてください。

必要なら手を添えて、そこに意識をうながすことでポーズを内側から深めてもらいます。

スピリットメント

精神的な面で手を差し伸べるのがスピリットメントです。

※これはあくまで造語です。

意識せず使ってる先生が多いです。よくイメージキューイングともいわれます。

 

「戦士のように勇気をもって目線をむけて」

「人魚の恋い焦がれるハートのように開いて」

「寄せては返す波を眺めるような気持ちで呼吸を眺めましょう」

 

ヨガのガイドの中に比喩を入れてイメージを喚起します。

詩的な表現力あると気持ちも高まりますよね?ヨガって感情的な部分が大きいですからね。

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Tips

その他細かいヒント

状況に敬意を払う

生徒さんにの今のその状態に敬意を持てるように。

身体が硬くても、それでよし。仕事で、家事でたくさん働いて固まってしまった身体。

それは勲章であるとつたえてあげてください。

 

身体を嫌いにならないであげてください。

そこはあなたの唯一の居場所です。

 

インスピレーションを互いから得て、同時に自分自身をしることも大切。

ポーズの方向性、どこに行けばいいか。

「この方向に行くんですよ」

まず、みなさんができる範囲で、可能性の中で「これをやってください」

みなさんが一度にハイレベルなことができるわけではない。

自分らの中では、言葉をつけつわえていって、できることをやる。

自分の身体の声を聴きながら、自分の中に。

先生が「do again!!(もっとやって!)」といってるかもしれないが。

クリスティーナ・セル

 

バラにはバラの、タネにはタネの

 ある程度慣れてきた人には、表現を変えてみたり、口調をかえてみるのもいいかもしれません。

年齢によっては伝えるたとえ話を別のものにしたほうがいいですよね?
生徒さんの年代が上ならば、ある程度の語彙をお持ちでしょうから、多少大人びた表現もありです。

生徒さんの年齢、体力からそれに応じてヨガを伝えるのが本当のヨガインストラクター。

若い人が中心で初心者だらけのクラスで、高尚なことを話してもちんぷんかんぷんで終わります。
かといっていつも一本調子で何年もやっていたら飽きが来ます。
少しずつ頭をひねるような比喩をぶち込んでみはじめてもいいかもしれません。

生徒さんの状況に応じて伝え方は変わってきます。

言葉が与えるイメージには注意をしましょう。

 

  1. 「押す」「こする」「しめつける」
  2. 「招く」「手を添える」「触れる」

1と2では感触が違うのがわかりますよね?

やるべきでないことより、やるべきことを伝えましょう。

 

×「膝を前に出さないでください」

○「足首の上に膝が来るようにしましょう」

ネガティブな言葉では生徒さんは混乱します。

ヨガインストラクターがするべきは禁止より、肯定です。

沈黙の時間を作りましょう。

ヨガインストラクターは黙ることも仕事。沈黙は金です。

生徒さんの頭の中で伝えたことを整理する時間があることで、お話しが深く呑み込めます。

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