ITUYOGA

特定の流派には属さないハートオブヨガという理念を持ったヨガの先生。

シュリダイヴァヨガ創始者ジョン・フレンドの繊細で和を尊ぶヨガ思想

 

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シュリダイヴァヨガが話題になっていますね。スポーツや運動をテーマにする雑誌Tarzanやヨガ雑誌でも取り上げられ、専門のヨガスタジオがオープンしたことからも、日本のシュリダイヴァヨガへの注目がわかります。

ポーズなどは本やワークショップで学べます。しかし、どんな思想をもった指導者がシュリダイヴァヨガを作ったのかを理解するチャンスは少ないのが現状。長い期間学ぶのなら、どんな思想なのかを知っても損はないでしょう。

よく知った上で練習すると、よりヨガに深みが増します。そこで過去に雑誌でインタビューされた記事や、日本のシュリダイヴァヨガ第一人者から聞いてきたジョン・フレンドのヨガ思想についてまとめます。

 

 

シュリダイヴァヨガの基本情報をおさらい

シュリダイヴァヨガとは、全く新しいヨガのムーブメントです。古典的なヨガのポーズとは全く形が違うことに驚きます。「しなる弓型」という基本原理を持ち、人間の脊柱が持つ自然なカーブを取り戻すアプローチです。猫背になりがちな現代人向けのアクティビティですね。

創始者はジョン・フレンドとデジー・スプリンガー。ジョン・フレンドは過去にアヌサラヨガという流派を立ち上げていました。日本ではスタジオヨギーが先駆者となり日本に広めていました。あるとき、ジョンはスキャンダルの的となり、アヌサラヨガを脱退します。自然消滅的にアヌサラヨガのインストラクターも離脱しました。その後に新たに立ち上げたのがシュリダイヴァヨガです。

日本でのシュリダイヴァヨガ第一人者は中野憲太。アヌサラヨガの指導者でしたが、ジョンがシュリダイヴァヨガを立ち上げると素直に道を共にします。HOT40というホットヨガスタジオを全国展開しつつ、シュリダイヴァヨガ専門のヨガスタジオを東京にオープン。

過去に様々なスキャンダルに取り上げられたジョンですが、問題なのは新しいヨガムーブメントが人の役に立つかどうかです。過去よりも、今をあるがままに見ていきます。ちなみにですが、僕は過去にシュリダイヴァヨガのレッスンを受け、中野健太氏から直接、ポーズや理論などを習ったことがあります。

 

過去のインタビューなどを参考に

かなりキツくて目新しいヨガムーブメントですが、意外にもジョンの思想は非常に洗練されたものです。過去にヨガジャーナルでインタビューされたときの記事を参考にジョンの思想をまとめます。

 

和の心を尊ぶ 

ヨガは日本文化とは関係のないもので、体を動かす外国製のムーブメントと思うでしょう。でも、決してそんなことはないのです。私は、日本の人々がすでに持っている高い精神性を、ヨガによってさらに深められると信じています。なぜなら、ヨガは普遍的なものだから。私は日本文化を通して、普遍的な善行を学びました。わざわざ「これは日本の教えです」とは説明しませんが、たとえば「繊細さを持って、手をマットの上に置きなさい」と教えるのは、日本の文化から教わったことなのです。

ヨガは普遍的なもの。日本と全く関係ない外国製のムーブメントに見えますが、よく見ると私たちが知っている和の心にも通じるものです。

 

人生における美、繊細さ

私は、チャンティングをするときにも、同じように繊細さや思いやりの気持ちが大切だということを教えました。自分の声を出しながらもお互いの声をよく聴くこと。全てを注意深く意識するという繊細さ、感じる力が、美しいハーモニーを生むのです。

繊細さ、思いやりという美徳。スペースを譲ったり、大きな声で場を乱すのではなく、お互いにお互いを尊重できること。それが美しいチャンティングを生むのだとジョンは言う。

確かに、自分には何かが足りない、満たされていないと感じるときには、先生にポーズを調整(アジャストメント)されただけで落ち込んでしまうこともあるでしょう。自分のまわりに対して神経質になるのではなく、普遍的な自然な法則に対して感覚を広げるのです。判断や評価をせずに、あるがままに自然界全体を見つめてみてほしい。そうすれば、自然界はすべてが法則に従って動いており、そのままで完全であると気づきます。

満たされているという事実。それを感じるためにヨガをしてほしい。繊細になることは、神経質になることではなく、すべては完全であると気づくこと。

私は、その偉大な生命のエネルギーと調和して生きることを教えたい。大いなる流れに身を委ねることで、自分という小さな存在も自然の一部であり、あるがままで完全なのだと知るでしょう。自分の人生に美を見出し、それを高めようとするかどうかは個人の選択です。しかし私は、美というものを選び続けたいのです。

ヨガという流れに身を委ねて、自分も完全な自然の一部であることを知る。美を尊び、高めることを主張します。

 

自分をもっと敬う

相手を敬うのと同じ心で、自分をもっと敬って。間違いをしても自分を許すこと、信じることをやめないこと。

自分の間違いや過ちを許す。そうすれば、他人の過ちにも寛容になれるのではと思った。だから、僕はジョンが過去にしでかしたスキャンダルに寛容になれた。数年前は憎悪でいっぱいだったんですよ(笑)

 

既に持っている精神性を高めることを目標とする人

人は失敗をします。それに神経質になってしまうのではなく、寛容でいられるようでいたいです。ヨガを通じて普遍的な精神性を高めていけるようにしていこうというのが、ジョンの考えです。思いやりや人を尊重する気持ちを持つこと、寛容さを身につけていこうと思いました。

 

シュリダイヴァヨガの書籍が発売中

全国の書店でシュリダイヴァヨガの本が発売されています。

 

1日1分1ポーズで美しくやせる! アメリカ発の最新ヨガ「シュリダイヴァ」の本です。従来のヨガは体の前面中心のトレーニングでしたが、シュリダイヴァは背面にウエイトをおき、全身をバランスよく鍛えることができるので短時間でも代謝が上がり、やせることができます。最新の解剖学に基づいているので、体にむりがかかるポーズがなく、体が硬い人やヨガ初心者にもおすすめです。また、一つのポーズで全身のケアができるので、やせる以外にも肩こりや腰痛の軽減、便秘解消、生理不順の改善などの効果も期待できます。