―――夢の中で、僕は崖から飛び降りた。
グングン近づいてくるゴツゴツとした岩肌と土。意識だけは鮮明で状況を把握していた。恐怖もあったが、「もうどうにでもなれ」という思いだった。
そのあとはよく覚えていないが、無事に目を覚ました。
思い切って崖から飛び降りてみる。7割は生きてる。
これは科学的でもなんでもない、かなりの力技なんだけど、思い切って「崖」から飛び降りてみるという技。新しい仕事を探すとき、「どっちに転んでも今以上に悪くはならない」と思えば飛び降りることもできる。
新しい場所を見つけるために思い切って飛び込んでみる。そうしたら以外にも高確率でうまくいくことがある。とあるカフェに「呼吸法の講座やりたいんですけど」と思い切って言ってみたらOKもらえたし、名刺やイベントのチラシなんかも置かせてもらった。
たまにうまくいかないこともあるけど、うまくいかなくても物理的に死ぬことはない。就活とかその他いろいろ、うまくいかなかったことばかり。すごく悲しいし悔しかった。けど、別に死んでしまうわけではない。
この世界には遊びに来てるだけ
ある言葉を思い出した。「この世界には遊びに来ているだけ」だった。そうだ、別にここでうまくいかなくても平気だなって。さっきのカフェにいたおじいちゃんは「なんだかんだあっても生きていくことができた」という感じのことを言ってた。
あの「清水の舞台から飛び降りる」という言葉だって、実際には飛び降りても7~8割は生きていると聞く。よし、思い切って死んでみよう。
「清水の舞台から飛び降りてみ?7、8割は生きてっから。だから安心して死ぬがよい」
— 柏原ゆうた (@YutaKashiwabara) November 29, 2016
って自分に言い聞かせて今日は寝る。
りゅうけんの「稼ぐことしか考えないブログ論」
やまもとりゅうけんの「稼ぐことしか考えないブログ論」を読み始めた。月額500円でこんなところまで書いてしまうのか。
僕はブログでも収入を得なければいけない状況にいる。なにがなんでも稼いで、自分の生活を安定させなければならない。
めちゃくちゃ胡散臭いタイトルじゃない?「稼ぐことしか考えない」って。だからこそ惹かれたんだけどね。
こういった正体不明の怪しいビジネスには乗っからないと決めていた僕だけど、「えいや」っと購読しちゃいました。
ワンコインとは言え、もしかしたら「さらなる課金を勧めるビジネスの窓口かもしれない」とか「なんのやくにも立たなかったらどうしよう」などと不安がゼロなわけじゃない。
それでも稼がないと生活が苦しい。四の五の言ってられない。「よし飛び込んでみよう。いや、飛び降りよう」と決意してポチった。
「やまもとりゅうけん」という男。
やまもとりゅうけん(@ryukke)を一言で言えば、嫁さんLOVEのエンジニア、鋭い意見を撒き散らすカラオケオタクでもある。
新卒1年目でクビからのフリーランス。座右の銘は「収入源のMultiAZ」。最高意思決定機関は嫁。ブログ月商40万円以上、アクセスは月間5万PV以下。最も無名なプロブロガー(自称)。
noteでワンコイン配信開始!【りゅうけんの「稼ぐことしか考えないブログ論」】 | RYUKEN OFFICIAL BLOG
この記事のほうで、自分のサービスのすばらしさ、価値の高さを丁寧に解説してくれています。簡潔に言えば「手っ取り早く、ブログで稼ぎたい」人に最適な月額課金制のマガジンです。ようは雑誌の購読と同じです。それの広告とかのない、自分の読みたいタイプの記事ばかり載っているバージョン。
飛び降りないことは、緩やかな死。
そうしてわかった。やっぱり飛び降りても死なない。
むしろ、安全だけを選び続けるとかえって危険だということ。もし、りゅうけんの「稼ぐことしか考えないブログ論」を読んでなかったら、かなりの損をしていた。
書かれていることはマーケティングやセルフブランディングのことに関してだった。
僕はお金をなにかしらの方法でかせがなきゃいけない。それも人として正しい手段で。できれば自分が続けられることで。だからこのマガジンには助けられた。
もし、僕が飛び降りてみなかったらそういった知識を得ることができずにいた。仮にほかのところで学べたとしても、ずっと今よりも遅かったはずだ。
そしたら僕は、生きているけど、死んだような状態に近づいていったはず。極めて緩慢な、目に見えないくらいのスピードで落ちていったはずだ。
ブログを書いている人にとってはかなりの勉強になる。おこずかいレベルから商売レベルまで応用が効く柔軟なマガジンだ。
死なない限りはカスリ傷。
仮にここで、全く役に立たなかったとしてもせいぜい500円だ。怪しい情報商材を売りつけられて買っていたとしても、借金をするような真似はしない。
生きてさえいれば、いくらでも挽回の余地がある。頭の中に蓄積された経験はお金と違ってなくならない。失敗をしてもそれを学びにして次へ行くことができる。
それが人間のいいところじゃあないかな?
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