神様は湖の上じゃなく、そこにいた
数日前に、経済状態がやばいということを告白した。こちらの『言い訳をやめると、透明度を取り戻せる。 - ITUYOGA』という記事でその詳細を記した。そうしたら不思議なことに、ブログを読んでくれた方から、「お米送りますよ!」「大根があるから送るね!」という暖かいメッセージをいただいた。
僕は「神様はここにいた!」と喜びに震えた。連絡先のわかる方には、お礼のメッセージを涙目になりかけながら書いた。連絡先のわからない匿名の方には、この記事を通じてお礼を言いたい。
「困ったときはお互い様だよ」と言っていただいて、涙が出た。「就職祝いに」と、僕が本を贈った人から、お返しとして本を贈ってもらった。
本当にありがとうございます。暖かい人に読まれているんだなあ、と強く実感しました。贅沢なんて、どうでもよくなるくらいに嬉しい気持ちだ。
玄米を5合、味噌汁と梅干を少し
食事はだいたいこんな感じ。玄米ごはんと梅干、お味噌汁。おやつに豆乳とバナナのスムージー。たまにレトルトカレーをいただく。腸内がすこぶる健康的で、体が軽い。
お金が使えない極限状態だからこそ、いろいろなノイズが削ぎ落とされていく。体がどんなことを感じ、どう動こうとするのかがわかる。ただの散歩すら、瞑想のように研ぎ澄まされた時間になる。
玄米はお水を1~2割増しで炊いてあげると柔らかくて食べやすい。一汁一菜でいただくと、幸せな気持ちになる。
「ここ、水じゃないの?」
お金は1円も使えないなので諏訪湖の周りを散歩をしたり、無料の足湯に通う。朝の湖は静かで、澄んでいる。
ここ数年は温暖とはいえ、諏訪湖は部分的に凍っている。たまに鳥が氷の上に降りてしまって、びっくりしていた。「え、ここ水じゃないの?」みたいな顔で溶けているとこまで歩く。かわいい。
足湯の点検をしているおじさんと話をした。
ここ、いい景色ですね。
「な、いい景色だろ」
はい。にしても寒いですね。
「見てみな。さみいから、濡れたとこが凍っちまう」
うわ、そんなに。そういえば、ここ数年で御神渡りってありますか?
「ないね。ここ数年はわりかしあったかいからな」
ここに住んでいる間に見てみたいです。
「引っ越してきたのかい?」
ええ、もっと北のほうから……お湯熱いですね。
「入れたての湯は50度近くある。気をつけて入れよ」
そんなに。
「俺は毎日こうやって、足湯の準備する。これが終わったら朝飯だ」
お疲れ様です。
「さて、家帰って飯だ。俺は毎日こんな地味なことしてる」
すごく大事な仕事だと思いますよ。絶対!!
「そうかい(笑)ありがとよ」
朝日は昇る
どん底に来てしまったから、あとは登るだけ。
仕事なくなって困ってると言ったらたくさんの食料が届いた。「神様はここにいる!」と思った。人は暖かい。 pic.twitter.com/6MCy2qXYNx
— 柏原ゆうた:かっしー (@YutaKashiwabara) 2017年2月16日
なんとかがんばって、逆境を乗り越えてみせます。
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