鋭い意見を書いていこうと思い、オピニオンをガシガシ書いていくカテゴリを作りました。キレキレで賛否両論の意見も飛び出すと思いますが、水たまりに石を投げ込むつもりで。
自己投資のリターンについて考えたことはありますか?お金を湯水のごとく使って投資ができるという人はひと握りです。いえ、お金を慎重に投資できるからこそ、豊かになるのでは?指導者になりたいのに、お金を回収できないような養成講座には、行くべきではないと思うのですが。
養成できてない養成講座
RYT200はオワコン。あれって受け終わったらすぐに教え始められるかと言ったら、教えられないのよ。実践主義を唱える会社ですら、満足に指導者を育てるに至ってないのよ。
— 柏原ゆうた:かっしー (@YutaKashiwabara) 2017年3月10日
ビジネスとしては悪くないが、養成としては使えない。
僕が卒業した全米ヨガアライアンスの学校、実践主義を謳っていましたが、現場に立てれた人は4割以下でした。
即戦力になってない
「これさえ受ければ教えられます!」と謳っておきながら、即戦力として現場に出れる人間がどれだけいただろうか。
— 柏原ゆうた:かっしー (@YutaKashiwabara) 2017年3月10日
それだけじゃ教えられるようにならないから、誰もが受講後にRYTのほかにもワークショップや養成講座を受けるんだよ。
養成講座を受けたにも関わらず、ワークショップや講座に参加したり、講師向けのセミナーなんかを受講して初めて自信を持って立てるようになりました。即戦力とは程遠かった。
80時間の研修で現場に立つ
例えばスターバックスの研修は80時間だけど、それだけで理念・技術・知識を身につけて現場に立つことができる。どう教育すれば育つのかをよくわかっている。
— 柏原ゆうた:かっしー (@YutaKashiwabara) 2017年3月10日
黒エプロンを身に付けるにはそこから何年もかかるが、80時間あれば現場にたてることが証明されてるんだよなあ。
スターバックスコーヒーの定めている研修は80時間。それだけで現場に自信をもって立てるようにする。全米ヨガアライアンスとの違いは現場の空気に触れる時間があるかどうかだ。
全米ヨガアライアンスで現場に立って教えるというプログラムは1時間も含まれない。自分で実際にレッスンを通してできるようなトレーニングを含まないと、指導者は育たない。
どんな人でも確実に習得できるプログラム
素晴らしい知識、テクニック、すごい講師陣が揃っていることはブランドとしては魅力的だが、現場に立つ上で役にはたたない。
— 柏原ゆうた:かっしー (@YutaKashiwabara) 2017年3月10日
スターバックスの研修は時間帯責任者の先輩が担当する。すごい講師が200時間教えるより、アルバイトが80時間教えたほうが現場に出れるってウケる。
「ヨガを30年やっていて、すごいポーズができて、すごいテクニックをつかって教えているヒーローのようなインストラクターが教える!!」と謳っている指導者養成講座を言い換えればこうだ。
「コーヒーを30年飲んでいて、100種類の豆を知っていて、誰にも真似できない機械を操作して人に振舞っているバリスタが教える!!」ということ。
その道を何年やっているかは関係ない。ヨガ歴3年のインストラクターでも、「現場の空気を触れさせ、必要な知識だけを教え、誰でも習得可能なテクニックを伝える」ようにすれば明日からでも現場に立てるインストラクターを育てられる。
ブランドに騙されない
「ティーチングスキルがすごい講師が教えている」ことよりも、「どんな人でもほぼ確実に習得できるプログラム」のほうが優先されるべきではないかな。
— 柏原ゆうた:かっしー (@YutaKashiwabara) 2017年3月10日
「インドで10年修行した」よりも「卒業生の99%が現場にたてるプログラムで指導します」のほうがずっといい。
このようなキャッチコピーの養成講座だったら、現実的ですばらしい。「ヨガ歴1年未満、かつ指導経験ゼロの受講生99%が現場に立てるようになりました」
そうでない時間とお金を浪費させる講座は、長い目で見れば淘汰されるべし。数十万円を払って、1円も回収できないノーリターンの講座なんて、言語道断だと思うのだが。
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