「呼吸を中心にすえて、毎日、短くていいのでヨガを練習することが大事なんですよ」
と、多くの方に説明してきました。
呼吸を中心にすえるというのは、ポーズの形や筋肉が伸びてるということよりも、丁寧な呼吸をすることを優先することです。
この考えに共感していただき、呼吸を中心にすえたヨガをしている方は次々に変化を感じています。
呼吸を中心においてヨガをする。それだけで大きな変化が出る。
この事実を実感していただくために、2~7分のハートオブヨガを毎日実践してください。
おやすみ前と後のハートオブヨガ2~7分バージョン
動画で動きを見ていきましょう。呼吸は両手をバンザイするときに「吸う」手を下ろすときに「吐く」という流れです。シンプルでしょ?
これ、ヨガマットの上じゃなくても、ベッドや畳の上でもできます。
こちらが名刺のヨガ。1つのポーズにつき2呼吸ほど行えば2分で終わります。
回数を5呼吸くらいに増やし、最後のおやすみのポーズを2分くらいに伸ばせば7分程度に拡大できます。
では、ポーズの実践方法を見ていきましょう。
ねじりのポーズ
まず、膝を抱えた形ベイビーポーズ(ガス抜きのポーズ)で背中や腰をリリースします。足裏を床におろします。吐く息で膝を左右どちらかに倒して、吸う息で真ん中に戻します。
アームリフト(手の上げ下げ)
吸う息でバンザイ、手の甲で床をタッチします。吐く息で同じ軌道を通って、体の側面におろします。
手と足のフロー
アームリフト(手の上げ下げ)に足の動作を足すだけです。吸う息でバンザイ、同時に両足を天井へ伸ばします。吐く息で膝を抱えます。
ブリッジのフロー
先ほどの動きを腰を上下する動きに変えます。
おやすみのポーズ
両手両足を左右均等になるように置きます。10秒~2分程度やれば十分です。
ね、シンプルでしょ?
あなたに必要なのは休息です。本当に短い時間で構いません。意識的な休息としてこの2~7分のミニヨガをやってみてください。
大きな変化が待っていますよ。呼吸は良薬なのです。
波音の(ウジャイ)呼吸
ハートオブヨガのJ・Brown先生がウジャイ呼吸のやり方を教えてくれるので参考にしましょう。
英語ですが、デモンストレーションがうまいのであらかたわかります。
30秒あたりから呼吸音のデモンストレーションをしてくれます。
意訳すると
「喉のバルブを閉めて呼吸の音を鳴らします。
最初は口を開いて(1:40)ハ~と音を鳴らして吐く。
そこから口を閉じて鼻呼吸をします。」
といった感じです。
ハートオブヨガとは。創始者マークウィットウェルの伝えたいことは。
マークは言っていました。「あなたの周りがどんなに悲惨で酷い状況であっても、自分の命とつながる体験、ヨガの練習はできます。そして、その練習があなたが本当に望むことを次第に明らかにしてくれます。人生のキャリアであったり、パートナーに求めるもの、何がしたいのか明らかにしてくれます。」
— 小野洋輔 (@YohsukeOno) 2015, 10月 30
マークはさらに言ってました。「自分望むことと、社会や家族があなたに望むことを区別して下さい。ヨガの練習はそれを教えてくれます。社会と対立することではありません。社会に賛同することでもありません。社会となるべく仲良くしてあなたの望むことの妨げとなることは気にしないようなことです。」
— 小野洋輔 (@YohsukeOno) 2015, 10月 30
それはあなたが望むことなのか、それとも社会やコミュニティがあなたに望むことなのか。
ヨガはとてもシンプルで、怖いことなんかなんにもない。
マークは言ってました。
— 小野洋輔 (@YohsukeOno) 2016, 1月 23
「私が私のグル、クリシュナマチャリアに初めて教わったヨガは呼吸に合わせた手の上げ下げでした。そして、今もそれを教えていることがとても嬉しい。」 https://t.co/mWgdCYep89
ぼくはJBrown先生からポーズを教わった。
そして、同じように呼吸に合わせて手を上げ下げする動きを教えている。
こうしてヨガが脈々とつながる。
至高の存在への祈念(イシュワラプラニダーナ)について
私たちは今まで最善をつくしてきました。ヨガではそれをイシュワラプラニダーナといいます。最善だと感じないのであれば、ヨガのプラクティスをして下さい。いずれそう感じるでしょう。もっとうまくできるというのは社会的幻想です。
— 小野洋輔 (@YohsukeOno) 2015, 12月 15
スピリチュアルに逃げない、現実的で日常に寄り添う。
何年も前、母親を失った悲しみを紛らわすためにストイックにヨガをしていたJブラウンにマークはこう言ったそうです。「瞑想するのをやめて彼女をゲットしに行ったら?」
— 小野洋輔 (@YohsukeOno) 2015, 4月 11
最も現実的なアドバイスをするのがヨガの先生の役割なんですね。そうなんですね。
呼吸に恋しよう。
右と左、吸う息と吐く息
右手と左手を合わせる。右があるから左がある。吸う息と吐く息も同じように互いが互いの存在を支えあってます。
うまいことできてるなーといつと感心します。
右と左、呼気と吸気、男性性と女性性が一つになること。 胸の前で合掌すること、それがもうすでにヨガ。
ヨガマットの上という小宇宙は人生の表現そのもの
ヨガマットの上に1歩ずつ確かめるように乗り込み、足元の感触を確かめるように足の置く場所を探す。
足裏に感じる生ゴムと麻の感触にいいようのない心地よさを覚え、シンプルな動きから練習がはじまっていく。
2年ほど前、ぼくのプラクティスはこんな穏やかなものじゃなかった。
まるで赤子をゆりかごに乗せるような所作でマットにのり、太極拳のような丁寧さで呼吸とアーサナを同調させることに重点をおくようになった。
穏やかなアーサナが簡単というわけではない。むしろ新しい意味での挑戦だった。
「Gentle is new advance.」
(穏やかさは新たな挑戦です)
というJ・ブラウン先生の言葉通り、新しい意味での挑戦だった。
ヨガマットの上での変化は人生においても変化をもたらした。
ヨガは誰にでもにジャストフィットするもの。全人類のためのヨガ。
世界には70億人の人間がいて、そのひとりひとりのためのヨガがる。
「こうあるべき」という形はなく、おのおののライフスタイルに合わせた形にフィットさせるのが正しい。
けしてヨガのための人生ではなく、人生のためにヨガがある。人生をよくすることがヨガだ。
あなたのご相談、依頼を待ってます。
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メールアドレス kasiwabara2013@gmail.com
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こちらのリンクに問い合わせに関する詳しいことを書いておきました。