朝、目が覚めて、スマートフォンの画面を見る。お気に入りのブログが更新されていないかチェックする。好きなブログは起きたばかりのぼくにカフェオレのような刺激をくれる。
こうして自分もなにかを書かずにいられなくなる。
はじめに
人が何を考えているのか、何を思い、何を伝えたいのかを発掘するのにブログは役に立つ。
まずなにより、自分のことがわかってくる。購読リストに入れている人たちのことも、ちょっとずつわかってくる。
誰かのブログを読み続けることで、自分には思いもつかなかったことに気づかせてくれる。
新しい気づきがあるから、購読をやめられない。
今日はぼくが購読している中でも、えりすぐりのブログを紹介しよう。誰もがすばらしい感性や論理性をもって文章を綴っている。
選んだ基準について
当ブログのコンセプトにちなんで「愛」があったり、「美しい」デザインだったり、「癒される」文体のブログを選んでみた。
愛と癒しを与えるような、人間味のあふれる文章が好きだ。
このブログはぼくの想いを乗せた手紙だ。その文面には愛と癒しが綴られていることを約束しよう。
想いを乗せてあなたにメッセージを届けたい。このブログは愛と癒しの手紙です。 - いつヨガ いつも消耗しているキミにヨガを送ろう
そして美しいデザインは、感性を刺激してくれる。
大切にしたいことがあった。そのために、外から見た美しさも重要だった。その程度のことで、と思うかもしれないが、それでも守りたいことがあった。
想いを乗せてあなたにメッセージを届けたい。このブログは愛と癒しの手紙です。 - いつヨガ いつも消耗しているキミにヨガを送ろう
ヨガ業界に10年近く携わる裏方からの目線
UNIBRANDはヨガジェネレーションという会社で働く栢原さんのブログだ。彼女の文体が好きで、ひそかに更新を待っている。
いままでにものすごい量の文章を書いてきたことをうかがわせる文体は、読む人を引き込み、納得させる。
この記事ではヨガ業界の裏方についていた経験から、違いを生むちょっとしたことについて言及している。
花開くヨガ講師と、そうでない人の違いはシンプルなものだった。
「届けたいものがある、届けるために動かずにはいられない」
人間は、本当におすすめしたいものしかおすすめできない生き物なのだと思う。
現代に生きる聖者
聖者とはなんとも壮大な煽りだが、ぼくは本気でそう思っている。坂爪さんは本当に人間離れした、それでいて人間味あふれる感性をもっている。
彼の語る言葉は、なぜか20世紀の聖者を想起させる。ある時期までホームレスをしていた坂爪さんはどうやらその生活のなかで様々な思索をしたのだと思う。
こんな詩的なブログは、そうそうない。
きっと、純粋な幸福感などの感情は「絞り出すものではなく、溢れ出すもの」だと私は思う。人間は決してボロ雑巾のような存在ではなく、永遠に枯れ果てることのないパワーの泉を内面に携えた存在なのだと信じていたい。しなきゃ、という気持ちに負けてはいけない。そうしたいと思った、その気持ちこそを大切にしていきたいのだと思う。
よろこびを、光を、幸福をふるさとにしていきたい。 - いばや通信
こんこんと溢れてくる力強さ、それが内側にあるという頼もしさ。
当ブログの顔を描いてくれた方
音ヨガを香川でされている、なかぞのよるさん。歌ったり、絵を描いたり、ヨガをしたりと不思議な方だ。取り立ててすごい文章だとか、ヨガに詳しいわけではない。
だけどその絵柄からにじみ出るあたたかさ、やさしさ、可愛らしさは誰にもないものだと思う。
このブログのヘッダー画像を作ってくださったのは彼女だ。
彼女はぼくのリアルの顔以上に、性格や文体に似せて似顔絵を描いてくれたように思う。これはすごい才能だと、ひそかに褒め称える。
ヨガインストラクター専門コンサルタントの柏原ゆうた先生にも頼ってみました。
ぐちゃぐちゃっと絡まった糸をゆっくりほどいて、 もう一度ぴんと張り直すような作業。 自分ができること、したいこと、ずっと続けていきたいことが、 もやもやとしたものから、形あるしっかりしたものになりました。
手放したら大切なものが見えてきた。 - an-non. 音ヨガ&ロゴデザイン
ロジックではない感性が長けているからこそ、人の心に響くものを創造できる。
同い年の整体師、そして町長。
彼はぼくと同い年ながら、ブログで稼ぎ、整体師としての仕事をされている。しかも町長だという。
しみ君のブログはあたたかみがあり、美しい。このブログをはてなブログに移転するときの参考にさせていただいた。
スマートフォンから書いているらしいが、とてもキレイにまとめられた長文には恐れ入る。
しばらくぼーっと外を眺めていたら、だんだんと空も秋を感じはじめたようで、いつのまにやらオレンジ色のカーディガンに衣替えをしていた。「帰ろうか」という声が聞こえてきそうなくらい、ほっこりする親子の姿も車窓から見えた。
ちいさなことにも感動を。 - はなうた横丁
「オレンジ色のカーディガン」なんてぼくが逆立ちして足を絡めても出てこない表現だ。
クリエイティブ、ロジカル、アートフル
知る人ぞ知る、匿名の有名ブログ。このブログはどの記事をとってもレベルが高く、紹介したい記事だらけだ。英語や旅、写真やデザイン、プログラミングの知識に長けていて、ものすごい勉強をされてきたことをうかがわせる。
ロジカルで論理的な記事の構成が得意で、年間の更新回数こそ少ないものの膨大なアクセスを集めている。
正直、どの記事もクオリティが高くておすすめしたいところだが、あえてこの記事にさせてもらう。
だからクリエイターは何十本も映画を見よう。泣きたいところは我慢せず思いっきり泣こう。 何十冊も本や漫画を読もう。感銘を受けたシーンは何度も読み返そう。 優れたデザインやイラスト、写真を大量にインプットしよう。気に入ったものは自分なりの方法で保存しておこう。 そして、感情の起伏の多い人生を送ろう。嬉しいことも悲しいことも思いっきり味わって、表現に変えよう。刺激に溢れた日常生活こそが最強のインプットだ。
クリエイティブになりたければ"感動を蓄積"しよう。 - Literally
ブログを書くだけではブログはおもしろくならない。誰も経験したことのないことを見せていこう。
一番おすすめしたいブログは
自分が書いているものが、ぼくにとって一番おすすめしたいことです。
いままで上げてきたどのブログとも違い、それでいて共通点があります。
伝えたいことは山ほどありますが、コンセプトに則って質の高い記事を更新していこうと心に決めています。
人に喜びをもたらすと、周りの人にもひろがっていく。インドの聖典にはこんなことが書かれていたと思う。詳細は忘れてしまったので調べ直すとしよう。「 自己と他者に区別はなく、他者に行ったことは自分に行ったことと同じ」
喜びに主体も客体もない。一緒に笑って、喜んで、ともに花開いていきたい。 - いつヨガ いつも消耗しているキミにヨガを送ろう
人から人へ、喜びを伝播させていきたい。
あとがき
ここで紹介したブログ、そしてその向こうにいる人たちはステキな人たちばかりだ。
もちろん、ぼくも含む(笑)だって、そうじゃなかったらブログなんて書こうと思わない。
「こんな考え方なら、もっと楽になるよ」
「そんなあなたにメッセージがあるんだ」
「きみはすでにすばらしい存在なんだよ」
そういう思いでぼくは記事を書いているし、これからも書いていこうと決めたよ。
せっかくなら、こちらの記事も読んでみてほしい。