『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』(永田カビ著、イースト・プレス)の著者は28歳になるまで性行為の経験がなかった。高校卒業から10年が経ち、息苦しさを抱えて生きてきた永田カビさん。
親のごきげんを取るためにいい子を演じてきたが、そんな必要ないと気がついて「自分が自分のために考えて行動」するようになるまでのお話が描かれています。その手段がたまたまレズ風俗だったというだけで、スケベなマンガではありません。
自分で自分を苦しめる方へ行動していたが、ある時吹っ切れて「なにくそ!!!こうなったらダメ元で、立ち直るべくあがいてから死んでやる」と思い立ち、地元のレズビアン風俗(以下、レズ風俗)を探すことにしたそうだ。
なんでレズビアン風俗?
以前から母親に対して甘える癖が強く、大人になってからもベタベタするのがやめられなかったそうだ。母性のある女性に抱かれていたい、安心が欲しいという欲求によるもの。別にスケベなことがしたいわけではない。
簡単に言えば母性を感じて安心したいということだ。完全に自立していられる人なら問題はないが、そうではない心に重荷を背負った人には必要な癒しだ。けっしてスケベな目的でレズ風俗に通うわけではない。
自分を幸せにする勇気
親のごきげん<自分の幸せ
これまで永田さんは「親のごきげんを取らねば」という義務感に縛られていた。その選択は自分を幸せにすることを押しのけてしまう。レズ風俗に行こうと思ったときから、自分を幸せにすることを優先できるようになった。
とはいえ、「親のごきげんを取らねば」が支配権を奪い返そうと顔を出す。その度に自分の行動を自分で支配するようにしていった。
「私が私のために考え行動できるようになるという事は、自分の行動を決める権利を勝ち取り続けるという事なのか」
こう考えられるようになってから、自分のために行動をとることに躊躇がなくなってきたようだ。よかった。
「親不孝が怖くて自分の人生が生きられるか!」
あとがき:胸の中の気持ちをポイッと出してみる
先日ツイッターで友達と会話しているとこんなことがわかった。
ヨガってなんか骨盤のゆがみとったり、内臓に効果があるだけだと思ってた
ヨガは心を癒すこともできるんだよ
僕らが教えているハートオブヨガは、自分自身に安心を与えることができるヨガだ。無理がなくて、自分に集中できる。体にいいのはもちろんだけど、疲れた心を癒すのに最適な方法だ。周りにレズ風俗の出張サービスがなければヨガをやってみてはどうだろう。
あと『さびしすぎてレズ風俗に行きましたレポ』の本は友達のヨガ講師兼アルパカケースワーカーのショータ先生から送っていただきました。ショータさんありがとう♡
こんなことをブログに書いてらした。
外からの評価、評判、キャラ、性別、年齢、
その他もろもろなどはさておき
「たまには、素直な自分でいていい。」
「胸の中の気持ちは出してもいいんじゃないかなー」
と思いました。
そうそう。もっと胸の中にしまってる気持ちをポイポイ出したほうが楽になれるんじゃないかな。自分がこうしたいってことを押し殺して、「親がこうして欲しいから」に従ったままじゃ息苦しいぜ。