体脂肪率8%前後を一年中キープしている食事習慣と、運動についてご紹介します。
「はじめまして」
「今日はよろしくお願いします」
「ええと、体脂肪率8%というのは本当ですか?」
「はい、この腹筋を見てもらえればわかると思います」
「わっ、見事に割れてますね・・・これは筋トレによるものですか?」
「筋トレよりも、食事のほうがウエイトが大きいですね」
運動よりも食事の方に秘訣があります。
寝起きはあったかい白湯やココアを飲む
「まず、寝起きは白湯かココアを飲みます。毒素を排出し、睡眠中に流れ出た汗の水分を補給します。内臓の活動も活発になりますよ」
あたたかい飲み物を取ると、活動を止めていた内臓を温めて目覚めさせます。人は内臓の温度が下がると眠くなるそうで、夜になると内蔵の温度が下がり、眠気がやってきます。
逆に夜に内蔵を活動させると眠りが浅くなったり、寝付きが悪くなります。深夜に食事を取るのは控えましょう。
起きたら暖かい飲み物をとって体を内側からも目覚めさせましょう。毒素の排出にも大きな役割を果たします。
全身のストレッチを深呼吸とともに
「白湯やココアを飲んだら、全身のストレッチをします。必ず深い呼吸とともに行います。酸素を体に送って筋肉や脳を起こします。酸欠は頭脳労働の敵ですし、体も冷えます」
ストレッチをするだけなら珍しくありませんが、深呼吸とともに行うのがミソです。酸素不足の脳や筋肉に新鮮な酸素と血液を送って、活動を促進しましょう。
深呼吸はアンチエイジング効果やストレスの解消にも効果があり、朝日を浴びながら行うと効果は抜群です。
脳は酸素を多量に使う器官で、酸欠状態では頭の働きも鈍くなります。そのために朝のうちに新鮮な酸素を脳にたっぷりと送るために深呼吸は効果的なんですね。
主食は玄米
「最近は玄米や古代米にハマってまして、白米よりも多く食べていますね。よく噛むようになったので食べ過ぎることもなくなりました。栄養の方はわかりませんが、ビタミン不足からくる不調を感じることが少なくなったようにも感じます」
玄米は白米を精製する前の段階のお米です。玄米の茶色の部分は胚芽といって、白い部分よりも多くのビタミンB、ミネラル、食物繊維が詰まっています。栄養が多い代わりに、食べにくいというデメリットがあるので苦手という人もいると聞きます。
「玄米は普通に食べると硬いんですが、よく噛んで食べることに慣れるとおいしい穀物ですよ」
噛む力が衰えると、顎の力が弱くなり顔つきが細くなります。表情筋を鍛えて顔のリフトアップも兼ねてよく噛んで食べてみてはいかがでしょうか?
おやつは豆乳+バナナ+プロテイン
「最近のおやつはもっぱらプロテインです。小腹がすいたとき。甘いものが欲しいとき。喉が渇いたとき。いろんなシーンでプロテインは役立ちます。僕は豆乳とバナナを加えてバナナスムージー風にいただくのが好きです」
プロテインは筋肉だけでなく肌や髪の材料でもあり、肌や髪のツヤを保ちます。豆乳は畑の肉と言われる大豆から作られているので植物性タンパク質は十分。
「オリンピックのアスリート専属栄養士でもあった上原先生によると、プロテインを毎日持ち歩いて飲んでいるおかげで同年代の人とは筋肉のつき方や肌ツヤがまるで違うとのことです。僕はそれを聞いてから毎日のように飲んでいます」
効果の方はプロの栄養士さんが保証済み!
その後
「今日はありがとうございました」
「こちらこそ。そうだ、これから一緒に筋トレしましょう!」
「え、ちょっと待ってください」
「まあ遠慮せず!」
「ええええ!!」
その後
「ふっ!ふっ!よいしょお!」
「どうしてこうなった。」
トレーニング中毒には注意!!