ヨーガスートラとは、紀元500年頃に書かれた195の章句からなるヨガの古文書です。著者はパタンジャリ。インド哲学六派の一つ、ヨーガ哲学の重要な経典です。
※2017年2月5日追記
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ヨーガスートラ現代語訳
「さて、ヨーガの権威ある教えを始めよう」というくらいの硬い文章を「さあ、ヨーガの授業を始めようか!」くらい現代語訳します。
1章 この夏はサマーディがくる!20歳からのヨガ生活
- 「ヨーガっていいもんですね」と、実践者から2000年以上も指示され続けてるヨーガって?
- 徹底分析!泣いたり笑ったり、心の働きは5種類あるんですよ
- 心を死滅させるためにしときたい2つのこと
- 4段階あるといわれるサマーディ、隠し球でもう一つあるということ知ってました?
- ヨガの実践を邪魔する障害について完全攻略
- 心を乱すあいつらにさようなら!
- 物事をありのままに認識すると悟りに至る可能性がXX%アップ!
2章 実際にヨガをやりたいんだけど!32歳からのヨーガ実践ライフ
- 行為のヨーガで煩悩をぶっ飛ばす
- 煩悩や無知ともおさらば!新しい自分に会いに行こう!
- まだやってないの!?この夏、ヨーガの8部門がくる!
- イケてるヨギーニが絶対にやらないこと5選
- モテるヨギがやってる秘密の心得5選
- 3章句でわかる!誤解ばかりのアーサナをやさしく解説
- ヨーガで最高に呼吸せよ
3章 45歳からのシッディ
- あなたはもう「集中、瞑想、三昧」を体感したか!?ヨガスタジオへ急げ!!
- 人生に一度は、「サンヤマ」
- 仕事人のみなさん。私はサンヤマで心の平穏を手にしています。その秘密を知りたい方は以下をクリック。
4章 60歳からのシンプルヨガ哲学
- ヨガは「かわいい」だけじゃイヤッ!!ヨガ哲学の本性を暴きます!!
パタンジャリが言いたいこと
- 心の平穏を手に入れる秘訣は単純。ーーーを毎日ーーするだけなのです。
こうやって分解して要約してみるとそれほど難しいことが書かれているわけではないのです。かなり力技でねじ伏せました。
多くの人が勘違いをしているんですが、パタンジャリは決してサマーディや心に関して詳しくなって、哲学者や心理学者になれと書いてるのではないのです。ここに物事の本質が詰まっています。
「心の平穏を手に入れる秘訣は単純。ヨーガを毎日実践するだけなのです」
ヨーガスートラ全章句を通しての超訳
パタンジャリはヨーガを実践する助けとしてヨーガスートラを用意したと考えられます。決して「解説書を読んで机に向かって勉強しなさい」とは言わなかったはずです。
1.八支則(アシュタンガ)について
この八支則(アシュタンガ)がヨーガスートラの軸となる節です。パタンジャリはなんでヨーガを実践するべきなのか理由を説明しました。
- ヨガっていいよ!理由はね・・・
- 現状、このままじゃやばいのよ・・・
- これに満足したらいかんぞ!
- 苦しみってどうして生まれるんだろうね?
- どうやったら脱出できるか教えるよ!
という感じで読者の気を引いたわけです。
そこからは具体的なヨーガの実践方法や技術について。つまり八支則やサンヤマというものについて説明しました。
この八支則の実践こそがパタンジャリのいうアシュタンガヨガです。*1
1-1.外的支則(バヒランガ)
まず、外的支則(バヒランガ)と呼ばれる5つの部門、自力で実践することのできるものです。基本的に自力で行うことができ、コントロール可能なものです。
ヨガというとアーサナばかりが強調されますが、これだけを行ってもヨガを実践しているとは言えません。それ以外の部門を実践しないと悪いものに取り込まれたりしちゃうよとパタンジャリもハラハラしてるでしょう。
ヤマ(禁戒)
妥協せずに守ってほしいけど、ヨーガは人の苦しみを減らすものとされてるので苦しみが伴うのであれば、ある程度の妥協はOK!
- 暴力をふるったり、乱暴な言葉を吐いたり、不誠実なことをしちゃだめだよ。そのほうが強くなれるよ。
- 嘘はついたらダメ。正直さが人を傷つけるなら、黙っておこう。
- 物や空間はもちろん、時間も人からとったらダメだよ。遅刻には気を付けよう。
- 性欲はあっていいもの。子どもも作っていい。けど、上手にコントロールしてパートナーといい関係になろうね。
- 隣の芝生の色を気にしないでね。持ち物を溜め込まないようにね。
ざっとこんな感じ。これらを守ることで、変に苦しんだり、惑わされることなく生きることができる。
非暴力(アヒムサ、アヒンサー)
例えば子どもが悪いことをして人に迷惑をかけるなら、手を出さざるを得ないのであれば、しつけとして手が出ることもある。結果として他人の迷惑を防げて、子どもは叱られたことで成長できる。
動物を殺して食べることを禁じてるわけでもありません。ヨガをやってるからといってベジタリアンになる必要はこれっぽっちもない。必要なのは食べ物に対して粗末な扱いをしないことです。
正直(サティア)
誰かをより一層、苦しめるのであれば、正直に発言すること。誰かが苦しんでるのに、無視を決め込むのは間接的な暴力ですから。
嘘をつくつもりはなくても、間違ったことを伝えてしまうこともあります。そういうときは訂正する。
不盗(アステーヤ)
誰かの財産や時間、移住スペースなどを取ることをやめましょうというもの。お金持ちを羨んでほしがることも控えること。
「あーあんな豪邸に住みたい」
「サービスでレッスンを30分伸ばしました」
は不盗(アステーヤ)にひっかかります。
禁欲(ブラフマチャリア)
異性と性行為をしないことだと取られがちなブラフマチャリア。これは誤解です。NO SEXというわけではない。でないとヨガの偉大な指導者に子どもが何人もいることが説明できないでしょ?ひとりのパートナーとだけセックスをすること、といわれたりもしますが、古代の聖者は一夫多妻で子どもは多かったと言われています。
ポイントは一つ。セックスを通じて他人を傷つけることが問題なのです。これは現代に生きる我々にとって大きな問題です。できちゃった婚をして、数年で離婚。これは他人を傷つけることにつながります。自分の身の回りにもそういった境遇の人が多く、心が痛みます。
男性は避妊具を必ず着用し、正しい避妊を実行すること。女性も可能であれば自衛のために避妊薬を服用することをおすすめします。
不貪(アパリグラハ)
隣の芝生が青くても、芝生をほしがったり、羨んだりしないこと。人から物をもらいすぎたり、それによって負い目を感じたりすると、なにかしなければと思うようになるそれを避けましょうということ。
ただし、正当な理由があってもらう報酬であればちゃんともらうこと。レッスンをしたのであれば経済学的に正当な金額をきちんともらう。そうでないと相手に不貪(アパリグラハ)を犯させてしまう。
ヨガの先生はレッスンをしたのであれば対価をいただいてください。でないと生徒さんにヤマ(禁戒)を破らせることになりますから。
もし十分な蓄えがあってお金を受け取りたくないなら、震災で苦しんでる人たちのために寄付をしてあげましょう。
そして、ヨガを教えてもらったのであれば、必ず対価を払いましょう。お金でなくとも、スキルや農作物、先生のことを宣伝するのも対価に含まれるとぼくは考えてます。
ニヤマ(勧戒)
ヨガを楽しむためにぜひやってほしいこと!
- 身の回りを清潔にね。消化に悪い食べ物はちょっと控えて、お酒もほどほどに。ネガティブな感情に振り回されないでね。
- ネットサーフィンとかショッピングに依存しなくても幸せになれる!なにもなくても満足できるようにしよう。
- ヨーガを長期間、7分くらいの短い時間でもいいから毎日続けてね!仕事の前に必ずヨガの練習をやってみよう!
- ヨガについて書かれた雑誌とか、ブログ記事とか、読んでみてね。興味が出たら書籍にチャレンジ!マントラってのもいいよ!
- 成果とか報酬を期待せずに毎日ヨガのプラクティスを続けようね。成果はをご先祖様とかお天道様に捧げるつもりで!
清浄(シャウチャ)
肉体は清潔に保つ。内臓とかも健康に保ちたいので、ジャンクフードは控えめに、消化にいいものを優先的に食べる。お酒もほどほどに。お酒に溺れて人様に迷惑をかけたら、非暴力などにヤマ(禁戒)に引っかかるので注意。でも体にいいのでちょいちょい嗜むのはOK。
精神の面では嫌悪や欲にまみれた思考は避けておきましょうというもの。例えば
「○○条例反対!消費税増税反対!○○政権を許すな!」というのは嫌悪だらけですよね。
「若者がヨガを楽しめるように活動を始めました!花でいっぱいの街にするための花の種を配るプロジェクトを企画中!」とかならいいんですよ。
知足(サントーシャ)
今あること、物事に十分に幸福になれるというもの。ショッピングやネットサーフィンで快楽を満たさなくても、ちゃんとヨガをしてれば小さなことにも喜びを見いだせるようになれます。
まったくの無欲な人間になってビジネスを破綻させろってわけではないですよ?サントーシャ(知足)と堕落は違いますから。
苦行(タパス)
多少の苦難があろうと実践を続けることがタパスです。たとえば仕事の前に必ずヨガのプラクティスをすることはタパスですし、1年間は毎日ブログを更新すると決めたら忙しくても更新することも、広い意味でタパスです。
ヨガの先生や、熱心なヨガ実践者は毎日ヨガのプラクティスをするというタパスを守ってもらいたい。
それがどんなに短くても構いません。時間が問題ではありません、頻度が問題なのです。2時間のプラクティスを実践することで会社に遅刻してしまったら、会社に対して不利益をかけてるわけです。
そうであれば、プラクティスを7分に短縮して毎日ヨガの練習をつづけることに重点をおけばいいのです。
自己の探求(スヴァーディアーヤ)
これは聖典の研究や聖音オームを唱えることを意味します。が、現代社会における聖典の翻訳書はどれもこれもむずかしい!!ぼくも最初は「ヨーガスートラ」とか「バガヴァッド・ギーター」読めませんでした。日常生活で使われない言葉ばかりですから。
最初は信頼のおけるヨガの雑誌や、ブログ記事を参照してヨガの哲学における予備知識を身につけることをおすすめします。
至高の存在への祈念(イーシュヴァラ・プラニダーナ)
ヨガのプラクティスになにか見返りを求めず、報酬を期待せずに続けることです。目的はあっていいけど、見返りを求めずにプラクティスをする。
それが神さま捧げられる供物ということ。なので神さまにりんごとか捧げなくても、世界に対して奉仕をしてるってことになる。
アーサナ(座法)
ヨーガのアーサナは苦しみなく心地よいことと、どっしりと安定すること。 この相反する二つのことを同時におこなうのがアーサナです。スティラ(力強さ)とスッカ(安楽)と呼ばれる要素です。
注釈者のシャンカラは「痛みがない」ことを条件にあげてます。
身体を傷めることはヨーガの練習ではない。それはヨーガではない。むろん、筋肉痛がひどく起きるほど長時間にわたって強度の高いものや、オーバーストレッチを起こすほど身体を伸ばすことも間違いです。
プラーナヤーマ(呼吸法)
呼吸に意識を集中させ、意識的に呼吸をすることです。普段は無意識に呼吸してますよね?そうではなくて意識的にやってみることがプラーナヤーマです。アーサナ、プラーナヤーマ、瞑想の順番で練習しましょう。
プラティヤハーラ(制感)
プラーナヤーマが終わったら、プラティヤハーラ(制感)にうつります。これは意識を一つのものに集中して、外側で起きてることから感覚を遠ざけます。例えば、ペンダントを握ってそれに感覚を集めたり、呼吸の音に意識を向け続けたり。
亡くなった祖母のことを思い描くことでも成し遂げられるかもしれません。場所、気持ち、人、もの。なんでもいいです。意識をずっとなにかひとつに向け続けます。
1-2.内的支則(アンタランガ)
さきほどは八支則の外的支則と呼ばれる5つの部門を解説しました。
次は内的支則(アンタランガ)と呼ばれる3つの部門を解説します。この内的支則はほかの5つに比べて、自力で実行することが困難です。
ヤマ(禁戒)やアーサナやプラーナヤーマは自分でコントロールできる部類ですが、瞑想なんかは自然と発生するのを待ちます。自然発生的なのです。
- ダーラナー(集中)心が一つのものごとについて考えて、ほかの考え事を避ける。
- ディヤーナ(瞑想)一つのものごとだけについて、途切れることなく気づきが続く。
- サマディ(三昧)まるで心がなくなったかのように対象と一つになる。至福を味わう。
ダーラナー(集中)は心を空間の1点にとどめることといわれています。ダーラナー(集中)が深まることで自然と瞑想や三昧に入っていきます。コントロールは困難です。
それはチャクラといわれるような瞑想のためのポイント。おへそ、心臓、第三の目、頭頂部などがあります。
ほかにも内部の音、心臓の音。呼吸という神聖なものの音に集中を向けるのもOK。または聖なるカテゴリーに入るお守りとか、神さまとかの対象に意識をむけます。他にも太陽、月、海、山などが対象にちょうどいいです。
ヨガ哲学を勉強して悟りに近づけるという誤解
哲学を詰め込んでも、むしろジャマになるくらいです。シンプルにヨガのプラクティスをすることです。パタンジャリが伝えたかった意図は「毎日、ヨガのプラクティスをしてくれ」というものだったはずです。知識を頭に詰め込んだところで、悟りとはなんにも関係ないのです。
ヨーガスートラは楽しみのために読むもので、ヨギとしてすべきことはプラクティスです。聖典の研究は勧められることですが、本にアーサナもディヤーナも入っていません。
2-1.ヨガ哲学だけを学ぶのは、株価を眺めるだけのサラリーマンと変わらない
ヨガ哲学だけに詳しくても、株価に詳しいだけで知識を仕事の役にたてていないサラリーマンと変わりません。たしかに知的欲求を満たすのは楽しいことですし、優越感に浸ることもできます。
ヨーガスートラを1年間読んでも心の作用は死滅しないです。実際に体験しました、解脱もなにも起きませんでした。プルシャ?プラクリティ?もうごめんだ!ぼくは抜けるよ!!
2-2.報酬を期待せずプラクティスを行いましょう。ただそれだけのことが書いてある
イーシュヴァラ・プラニダーナ(至高の存在への祈念)を思い出しましょう。アーサナを神さまとか大いなる海への捧げ物だと思って、報酬のことも忘れてプラクティスをしましょう。
パタンジャリはヨガのメリットをたくさん説いてますが、それは興味をひかせるためのもので、別にそこを読んで詳しくなって欲しいわけではないのです。
-なにか達成するためにヨガをすると苦しくなる
アーサナをたくさん覚えるということに、大した価値はありません。300のアーサナをマスターして、それを維持する時間とエネルギーがあなたにはありますか?現代社会に生きる日本人には難しいことです。
アーサナは新しいものをいくつもクリアしていくようなゲームではない。少ないアーサナでも十分にサマディまで至ることができます。現に、古いヨガの指南書などを紐解けば、アーサナは18とか24個くらいしかないはずです。
悟りも解脱も期待せず、ヨガのプラクティスをしてください
悟りも解脱も、忘れてください。それでいいのです。ぼくの生徒さんに、毎週決まったクラスに参加してくれるマダムがいます。
彼女は悟りとか、解脱とか、そんなものはまったく知りませんし、アーサナも非常にやさしくて簡単なものしか練習しません。
ですが、ヨガの心地よさ、気持ちよさを全身で味わっています。それでいいのです。ヨーガスートラのことなど知らなくても、いいのです。
-ヤマ(禁戒)、ニヤマ(勧戒)も内側から湧いてくる
ヤマ(禁戒)やニヤマ(勧戒) も深く追求してゴリゴリ教え込まなくても、自分の内側にある素質が磨かれるように感じます。これはちょっと体感覚的なものなので絶対にこうとはいえません。
ですが、日頃からヤマ(禁戒)ニヤマ(勧戒) を意識してヨガをプラクティスしてる先生から習うと、プラクティスそのものに非暴力(アヒムサ、アヒンサー)やシャウチャ(清浄)の質も次第に増していきます。
非暴力的なプラクティス、自分自身を慈しむような質のプラクティスは、自分の中の非暴力(アヒムサ、アヒンサー)を高めてくれます。
2-3.男性必見!!ブラフマチャリアに対する誤解
男性はブラフマチャリアを少々誤解している人*2も多く、ここでちょっと説明をさせてください。
若い男性なら、女性に触れたい、抱きしめたい、そう思うのが生命として健全です。古代の聖者がたくさんの妻をもち、多くの子どもをもうけたという事実。近代ヨガの指導者たちも妻をもって、数人の子どもを育てています。
節度ある性生活を送れってことです。*3禁欲(ブラフマチャリア)中だから誰ともセックスしないなんてのはおかしなことです。
性欲は生命としてもつべきもので、それをきちんと高め、するときにちゃんと機能するようにしておくこと。オリンピック選手をサポートした栄養学の権威の先生はこういってます。
「種は週に3回くらいは出してください。ガマンしすぎると作る機能が衰えますから。女性はとくにそれをわかってあげてください。けがらわしいことではなく、将来、パートナーと健康な子どもをもうけるために必要なことです」
大切なのは性欲を高めつつ、ちゃんとコントロールできること。
必要なのはパートナーとの関係を良好に保つこと
偉大なるハタヨガの父、クリシュナマチャリアの息子であり、自身もヨガのセラピー要素を多くの人に伝えたT.K.V.デシカチャーはこういっています。
ヨガの上達はアーサナで図るのではなく、家族や友人とのかかわりあい方で図ることができます。
パートナーがいるのであれば、相手とのパートナーシップを良くしていくことを念頭に置き、仲を深めるためのセックスをしてあげてください。*4
ヤマ(禁戒)ニヤマ(勧戒)を守ってパートナーと夜の営みを楽しんでください。まったくしないのも、お互いに悶々としますからね。
サマーディなら、もうあなたの中にある
サマーディを外側に求めなくても、ちゃんと自分の内側にあります。その理解を深めるためにヨガのプラクティスを続けてください。
八支則(アシュタンガ)は登っていくような階段ではありません。あなたの生命は生まれながらに完璧ですばらしい存在です。超意識、永遠に続く平穏、精神的な究極などを追い求めなくてはならない、などと思い込むのはやめましょう。
追い求めても真実はつかめません。あなたが「真実」そのものです。それを実感するためのヨーガです。
関連記事
ヨーガスートラ編纂者パタンジャリにフォーカスしました。
参考書籍
一番読みやすかったのがこのグレゴール・メーレ氏の翻訳書です。
日本で発売されているヨーガスートラの翻訳書の中では日本語自体が読みやすい平易な言葉で書かれています。
もうひとつ、平易な文章で読みやすいのが『インテグラル・ヨーガ』、著者サッチダーナンダの個人的見解も多い。両方とも読み比べて、精度の高い研究をすることをおすすめする。